ごあいさつ
私たち四国工業株式会社は、2018年に創業50周年を迎えました。
これもひとえに、社員やお客様、そして当社の業務を支えてくださる協力会社の皆様のおかげと深く感謝申し上げます。
これからも、地域社会と地球環境に貢献できる企業を目指し、私たちに関わってくださるすべての方々と共に成長していけるよう技術開発に努めて参ります。
当社オリジナル!
自分で掃除するタンク「スラッジカット開発」への挑戦
配管工事会社としてスタートした私たちは、自動化設備工事などの事業を経て、自分で掃除するタンク「スラッジカット」の着想を得ました。なんとか試作機を作ることができたのは、今から約25年前のことです。
当時の私たちは、軸受メーカーの現場配管をメイン業務にしており、タンクの掃除は日常業務のひとつでした。工場の現場担当者も定期的にタンクの掃除を行っていたので、いわばタンクの掃除は精密加工には欠かすことができない、必然的に伴う当たり前の仕事でした。
しかし、タンクを掃除するには、それなりの時間と労力を費やさなければなりません。
「この時間と労力を、生産に変えることができれば、もっと生産効率が上がるのでは」と常々感じていました。また、タンクの掃除は工場生産に支障が及ばない休日に行わることが多く、休日返上でタンクの掃除が行われている状況を変えたい、休日はできるだけ従業員に休んで欲しいという、私の願いもきっかけとなり、スラッジカットの開発に着手したのです。
今では国内外の多くの工場で、当社のオリジナルスラッジカットが仕事をしています。
タンク掃除の省略や高い浄化精度を高く評価してくださる多くのお客様に恵まれております。少しでもお役に立てているのであれば、これほど嬉しいことはありません。
しかし、スラッジの処理は、まだやるべき課題がたくさんあると感じています。現状に満足することなく、スラッジカットの性能を今よりもさらに進化させ、ユーザーの皆様の課題解決に貢献していけるよう、これからも技術の向上に邁進いたします。